チャットレディが考えるべき税金対策!節税のコツや確定申告のやり方も解説
チャットレディは税金対策をしよう
チャットレディは空いている時間で簡単に稼げることが魅力です。
高収入であるため収入を手軽に増やせるメリットがある一方で、一定の収入を稼いでいる確定申告や税金の問題が発生します。
しかし、面倒だからと未申告・未納税でいるのは、チャットレディにとって大きなデメリットやリスクにつながります。
そのため、税金対策をしっかり行った上でチャットレディの仕事をしましょう。
今回はチャットレディに税金対策が必要な理由や節税のコツ、確定申告のやり方などを解説します。
チャットレディに税金対策が必要な理由
チャットレディの年収が基礎控除額となる48万円以上あると、確定申告と所得税・住民税の納税が必要です。
また、副業でチャットレディをやっている場合は、20万円以上稼ぐと申告と納税の対象になります。
面倒だからと税金対策をせずにチャットレディで働くと、様々な問題やリスクに直面する可能性があります。
それでは、チャットレディに税金対策が必要な理由を見ていきましょう。
脱税の回避
確定申告の対象でありながら未申告・未納税だった場合、脱税をしたことになってしまいます。
そう簡単にはバレないだろうと思う人もいますが、税務署は銀行口座の入出金などを調査できるので、遅かれ早かれ脱税行為は発覚してしまう可能性は高いです。
税務署から指摘された際は、ペナルティを受けなければなりません。
確定申告を期限内にしなかった場合、延滞税や無申告加算税、重加算税が上乗せされます。
滞納税は申告期限内に申告と納税できなかった場合、本来支払う金額を日割りにした分を追徴課税する必要があります。
また、期限を過ぎても確定申告しなかった場合は、無申告課税として本来の所得税から15~20%程加算して納税しなければなりません。
意図的に確定申告をしなかったのであれば、無申告税よりもさらに高い35~40%分を重加算税として上乗せして支払うことになります。
申告を忘れていただけなど悪意のない無申告・納税でも、ペナルティを課せられる可能性が要注意です。
ちなみに税務調査の通知は申告をしなかった時点から3~5年後とされています。
つまり、最低でも3年分をペナルティ付きで納税しなければならなくなるので、大きく稼いでいたとしても痛い出費となるでしょう。
旦那や親にバレる
家族に内緒でチャットレディをやっている人も多いはずです。
しかし、税金対策をしなかったことで親にバレてしまうことがあります。
例えば無申告・無納税を行ったことで税務調査の通知が自宅に届いてしまった場合、家族にその事実が伝わってしまいます。
そして、税務調査に至った理由を問いただされ、チャットレディをやっていることを白状しなければならなくなるでしょう。
税務調査をきっかけに発覚しないようにするためにも確定申告は大事です。
副業バレの回避
普段会社員として働いている人は、確定申告によって本業の会社に副業をやっていることがバレる可能性があります。
それは、支払う住民税が増えてしまうからです。
住民税は年収から各種控除を引いて残った課税所得によって金額が決定します。
そして、会社員の場合は毎年6月から前年の課税所得から算出された住民税が毎月の給料から天引きされ、納税されています。
年収は本業の収入以外に、確定申告したチャットレディの収入や他の雑所得なども含まれます。
チャットレディの収入がプラスされたことで年収が増えれば、それに伴って住民税も増えることになるのです。
本業の収入から概算された住民税よりも天引きされる金額が多いのであれば、給与計算担当者は副業をやっていることに気付いてしまうでしょう。
副業の内容がチャットレディであることは知られる可能性は低いものの、副業を禁止している会社に勤めている場合は要注意です。
会社に副業をやっていることを気付かれたくない時は、確定申告の際に「普通徴収」を選択しましょう。
普通徴収は給与所得や公的年金以外の所得を自分で納付する方法です。
チャットレディの収入は雑所得となるので、普通徴収を選択できます。
必要経費を計上して節税対策
チャットレディのお仕事でがっつり稼ぎたい人は節税についてしっかり考えていきましょう。
所得が多くなるほど所得税の負担は大きくなり、自分の収入は少なくなってしまいます。
それでは、チャットレディで高収入を稼ぐ意味がなくなってしまうでしょう。
所得税を減らしたいのであれば、チャットレディの必要経費を計上していくことがポイントになります。
経費の計上で所得を減らせる
必要経費の計上が節税につながる理由は、所得を減らせるからです。
所得税は所得から経費や控除を差し引いた課税所得から税率をかけて算出されています。
つまり経費が多いほど所得から差し引ける金額も大きくなるので、その結果、所得税も大幅に減らせるわけです。
場合によっては確定申告が不要となる48万円、または20万円以下に所得を抑えられる可能性もあります。
特に扶養に入っている主婦や学生は、稼ぎすぎると税務上の扶養控除や社会保険の扶養控除から外れてしまいます。
扶養から外れず働くには、他にパート・アルバイトをやっている・やっていないに限らず、チャットレディの収入を48万円以下に収める必要があります。
そのため、確定申告で経費を計上し、所得を下げるのは大事なことです。
チャットレディが経費にできるものは多い
チャットレディが経費に計上できるものは、色々あります。
衣装やウィッグの購入費、チャットをするための設備購入費、在宅の場合は通信費や家賃、話題を増やすための新聞・図書費など仕事に使うものであれば経費にすることが可能です。
プライベートで使っているものは経費にできないので注意しましょう。
また、仕事用の支出でもプライベート的支出の側面が強いため、全額は計上できない場合もあります。
例えばプライベートと兼用している衣装や化粧品、美容代、家賃、通信費などは仕事に使っている割合分を計上することになります。
正確に計上できるように、レシートや領収書をなくさないように保管しておきましょう。
なお、経費に認められるかどうかは税務署ごとに判断が異なります。
経費にできるか悩んだ時は、税務署に確認を取っておくと安心です。
確定申告のやり方
確定申告をやったことがない人にすれば、申告書の作成は高いハードルに感じるはずです。
しかし、あらかじめやり方を知っていれば、多少ハードルは下がるでしょう。
ここからは確定申告の流れを解説します。
必要書類を揃える
確定申告をするためには、確定申告書が必要です。
開業届を提出している場合は毎年1月に送られてくるので、それを使いましょう。
それ以外の場合は税務署の窓口で貰うか、国税庁のWebサイトからダウンロードしてください。
ちなみに、確定申告には青色申告と白色申告の2種類があります。
青色申告は節税効果が高いものの、複雑は帳簿簿記の作成が必要であったり、開業届が必要であったりといったデメリットがあります。
一方、白色申告には節税的なメリットはありませんが、記帳と簿記の保管が不要でシンプルな点がメリットです。
節税面で考えると青色申告が理想的ですが、確定申告に慣れていない人や開業届を出していない人は白色を選びましょう。
会社員で働いている人は源泉徴収票も用意してください。
また、源泉徴収票に記載されていない社会保険料控除証明や生命保険料納付証明書なども確定申告まで保管しておきましょう。
チャットレディの1年分の収入や経費の計算
前年1年分の収入を計算し、合計を求めましょう。
給与明細があれば、大事に取っておいてください。
チャットレディの収入は生活用や貯金用などとは別口の口座に入るようにしておくと、計算が楽になります。
また、経費のほうも計算して合計を求めていきましょう。
計算する際は保管していたレシートや領収書をよく確認し、間違いなく計上してください。
確定申告書を作成して提出
収入や経費の算出ができたら、確定申告書を作成していきましょう。
手書き以外に国税庁の確定申告等コーナーなどWeb上で簡単に確定申告書を作成できるサービスも便利です。
国税庁のWebサイトでは確定申告書の記載例もあるので、不安な時はそちらを参考に作ってみてください。
作成後は3月15日までに税務署に直接出向くか、郵送で提出してください。
マイナンバーカードとICカードリーダライタ(もしくはマイナンバーカードの読み取りに対応したスマホ)があれば、e-Taxを使って電子申告も可能です。
税金対策のサポートを受けながら働くなら
今回はチャットレディに必要な税金対策についてご紹介しました。
意図していなかったとしても、一定の収入を稼いで無申告・無納税でいる場合は脱税行為とみなされてしまいます。
そうならないためにも確定申告は必要です。
しかし、税金や確定申告は専門的な部分もあり、複雑で分かりにくいと思っている人もいるでしょう。
それなら、確定申告や税金対策をサポートしてくれるチャットレディ代理店を利用してみてください。
チャットレディ代理店アリスには、顧問税理士がいるので税金対策のお悩みを気軽に相談できます。
個人で税理士を雇う余裕がない人も安心して、節税対策に取り組めます。
他にもチャットレディの仕事をする上で感じる不安や悩みがあれば、ぜひご相談ください。