チャットレディに青色申告は必要？メリットから手続きの流れまで解説

チャットレディは青色申告をするべき？

チャットレディの仕事で高額の収入を得ている場合、確定申告を行って所得税の申告と納税する義務があります。
チャットレディは個人事業主にあたるため、税務署に開業届を提出すれば青色申告を利用することが可能です。
しかし、チャットレディに青色申告は必要なのか、どのようなメリットがあるのか気になっている方も多いでしょう。
この記事では、青色申告の詳細やチャットレディが利用するメリット、申告のやり方について解説します。
青色申告を検討しているチャットレディは、ぜひ参考にしてください。

青色申告とは？

まずは、青色申告とはどのような制度なのか、概要や対象者、白色申告との違いについて解説します。

申告納税制度の一種

青色申告は、確定申告の一種です。
必要経費や収入金額など日々の取引状況を帳簿に記帳し、その記録に基づいて確定申告を行う制度になります。
青色申告の大きな特徴は、複式簿記の帳簿の備え付けが義務付けられていることです。
複式簿記は簡易簿記と比べて複雑な簿記形式となるため、簿記の知識がないと青色申告は少し大変という点がデメリットです。
しかし、最近は簿記知識がなくても利用できる会計ソフトや青色申告ソフトが登場しているので、このデメリットは薄れています。
また、青色申告を利用するためには、所轄の税務署に開業届と青色申告承認申請書を提出する必要があります。

青色申告の対象者

青色申告が利用できる対象者は、事業所得、不動産所得、山林所得のいずれかの所得がある個人事業主です。
チャットレディの収入は、雑所得か事業所得で確定申告できます。
事業所得とは、事業を営んでいる人がその事業から発生する所得です。
チャットレディの場合、個人事業主として業務を引き請け、働いた分だけ報酬を得られる仕組みとなっているので、事業所得に該当します。
そのため、チャットレディは青色申告を利用することが可能です。
ただし、チャットレディの所得は雑所得にも該当するので、実際どちらで申告するのか悩む人もいるでしょう。
一般的に収入が少額の場合は雑所得、逆に収入が多い場合は事業所得で申告するケースが多いです。

白色申告との違い

個人事業主の確定申告には、白色申告と呼ばれる制度もあります。
白色申告も青色申告と同様に帳簿付けが義務付けられていますが、簡易簿記で十分な上、必要な提出書類も少ないので青色申告よりも難しさはありません。
しかし、青色申告と比べて節税メリットがない点に要注意です。
白色申告は、事業を始めたばかりで事業収入が少ない人や赤字事業者など、控除の恩恵を受けにくい事業者が利用するケースが多いです。

チャットレディが青色申告をするメリット

青色申告は、個人事業主にとって様々なメリットがあります。
その中で、チャットレディにとっても恩恵が大きいメリットを3つご紹介します。

特別控除により節税できる

青色申告では特別控除を受けられるので、チャットレディの所得を減らし、所得税の負担を軽減することが可能です。
特別控除には、10万円と55万円（最大65万円）の2種類があり、どちらかを選べます。
10万円控除は簡易簿記で記帳を行い、損益計算書を添付して確定申告を行うことで受けられます。
一方、55万円/65万円の控除は、複式簿記で記帳し、貸借対照表と損益計算書を添付して確定申告をしなければなりません。
なお、最大65万円の控除を受けるには、e-Taxでの確定申告、または電子帳簿保存を行う必要があります。
郵送や窓口で必要書類を提出した場合は、55万円の控除が適用されます。

必要経費の幅が広がる

青色申告では、必要経費の幅を広げられることもメリットです。
確定申告する際の所得とは、収入から必要経費を差し引いた金額を指します。
必要経費が多いほど所得は少なくなるので、経費にできるものは計上することで節税につながります。
チャットレディの場合、仕事用の衣装やコスプレ代、化粧品代、機材の購入費などを経費に計上することが可能です。
また、在宅で活動する場合は、通信費や光熱費、家賃の一部も経費にできます。
ただし、チャットレディの支出はプライベートと混同されるものが多く、細かい帳簿付けが不要な白色申告では経費として認められない場合があります。
しかし、青色申告では認められる可能性が高いです。
事業で使ったことを証明できれば経費とみなされるので、ライブチャットサイトのログイン記録など保管し、そこから按分して計上しましょう。

減価償却を受けられる

減価償却とは、家屋や機械などの高額な資産の取得にかかった費用を耐用年数に合わせて分割し、各事業年度の経費として計上する会計処理です。
一定の年数まで毎年、減価償却費として経費計上が可能なので、数年にわたって所得を減らし、節税できるメリットがあります。
チャットレディの場合、10万円以上のパソコンを購入した際に、減価償却のメリットを受けられます。
パソコンの耐用年数は4年となっているため、10万円のパソコンであれば1年につき25,000円を経費にすることが可能です。

チャットレディが青色申告を利用するには？

チャットレディが青色申告をするには、どのような手続きが必要なのでしょうか。
ここからは、青色申告に必要な手続きの流れを解説します。

開業届と青色申告承認申請書を提出する

青色申告をするためには、まずは開業届と青色申告承認申請書に必要事項を記載し、所轄の税務署に提出しましょう。
開業届の提出期限は、事業開始から1ヶ月以内です。
チャットレディの場合、開業届を出さずにすでに仕事をしている人が多いでしょう。
開業届を提出していないからと、税務上のペナルティはなく、普通に確定申告は可能です。
しかし、青色申告承認申請書には開業日の記載が必要なので、あらかじめ開業届の提出が必要です。
開業届を出す前であれば、青色申告承認申請書も一緒に提出すると、何度も税務署に足を運ぶ手間がなくなるのでおすすめです。
すでに開業届を出していて、新たに青色申告を申請したい場合は、その年の3月15日までに青色申告承認申請書を提出してください。

確定申告に必要な書類を準備する

確定申告の期間は、毎年2月16日から3月15日までです。
期間内に申告するためにも、確定申告に必要な提出書類を準備しておきましょう。
青色申告では、確定申告書Bと青色申告決算書が必要です。
青色申告決算書は、複式簿記による帳簿、貸借対照表・損益計算書などの添付資料を指します。
これらの書類は会計知識が必要なので、会計ソフトを利用することで簡単に必要書類を作成できます。

確定申告書を提出する

必要書類が揃ったら、所轄の税務署に提出します。
65万円の控除を受けたい場合は、e-Taxから確定申告を行いましょう。
e-Taxソフトで直接データを作成でくるほか、確定申告書ソフトや国税庁の確定申告等作成コーナーで作成したデータを抽出して、e-Taxから申告することも可能です。
自分のやりやすい方法で確定申告を行いましょう。
e-Taxに確定申告はスマホアプリからも可能ですが、青色申告には対応していないので、パソコンから手続きを行ってください。
55万円控除で十分な人やe-Taxでの申請が難しく感じる人は、郵送や窓口で提出しましょう。

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代理店に相談しながら青色申告の手続きを進めよう

チャットレディの所得も事業所得とみなされるので、青色申告を利用できます。
青色申告は最大65万円の控除を受けることができ、大きな節税メリットがあるので、チャットレディの仕事でガッツリ稼いでいる人におすすめです。
しかし、青色申告の手続きは複雑で難しいと感じる部分があります。
税金や確定申告の手続きに困ったら、税金対策を手掛けるチャットレディ代理店に登録することも検討してみましょう。
チャットレディ代理店アリスは顧問税理士と契約しているので、確定申告や税金対策について気軽に相談できます。
青色申告をするべきか悩んでいる人、青色申告を利用したいけど手続きがよく分からないという人も税金のプロに相談し、悩みや疑問を解消することが可能です。
他にもアリスでは、収入アップや身バレ対策などチャットレディに向けて色々なアドバイスやサポートを行っています。
安心して働ける環境を手に入るので、チャットレディの仕事でしっかり稼ぎたい人は、代理店アリスに登録してみてください。