チャットレディの所得税はどのくらい？収入にかかる税金や確定申告の流れを解説

チャットレディの収入に所得税などの税金はかかる？

会社員やアルバイト・パートをしている人は、年間の所得に応じた所得税が毎月の給与から差し引かれています。
また、年末調整があるので、基本的に確定申告は不要です。
しかし、チャットレディは会社に属して働くわけではないので、一定の年収を稼いでいる場合は確定申告と所得税の納税は個人で行うことになります。
チャットレディの収入には所得税以外の税金もかかるので、確定申告や税金に関する知識は必要不可欠です。
そこで今回は、基本知識としてチャットレディにかかる税金や所得税率、確定申告の手順をご紹介します。

チャットレディが支払う税金の種類

チャットレディの収入には、所得税、住民税、消費税の3種類が発生します。
まずは基本知識として、各税金の詳細を見ていきましょう。

所得税

所得税は、1月から12月までの1年間で個人が稼いだ取得に課せられる国税です。
所得とは、獲得した収入から仕事にかかった必要経費を差し引いた金額を指し、得た方法によって以下の10種類に区分されます。

企業に属して労働の対価として受け取れる給与は、給与所得となります。
一方、チャットレディは個人事業主として業務を請け負うことになる、働いた分だけ報酬を得られる仕組みとなっています。
給与とは異なるため、確定申告では事業所得や雑所得としての申告が必要です。
所得税は、所得に応じて税額が変わります。
また、医療費控除や生命保険料控除、地震保険料控除、ひとり親控除など条件によって所得控除と基礎控除の適用により、税額を軽減することが可能です。

住民税

住民税は、住民票がある地域に収める地方税です。
自治体の行政サービスを維持する目的で徴収されています。
都道府県税と市区町村民税の2つで成り立っており、その年の1月1日の居住地で納税されます。
そのため、1月1日以降に引っ越しても、1月1日時点の住所を基準に徴収されます。
地方税となるため、収入だけではなく、住んでいる地域によって税額は異なるのも大きな特徴です。
住民税は前年の所得に応じて決まる所得割、一律で課せられる均等割りがあります。
所得割の税率は、課税所得額の10％となっており、そのうちの4％が都道県税、6％が市区町村税です。
一方、均等割りの税額は2023年度まで都道府県税が1,500円、市区町村税が3,500円と定められています。

消費税

消費税は、商品の販売やサービスの提供などの取引に対して課税される税金です。
チャットレディの売上が1,000万円を超えた場合、超えた年の2年後から消費税の支払いが必要になります。
売上1,000万円以上が条件なので、大量に稼ぐ専業チャットレディでない限り、該当するケースは少ないと言えます。
そのため、チャットレディが支払う基本的な税金は所得税と住民税の2つと捉えて問題ありません。

確定申告でチャットレディの所得税額を確定

1年間の所得が48万円以上となった場合、確定申告と所得税の納税が必要です。
確定申告と納税を行わないと脱税となってしまい、未払い分の督促とペナルティとして重加算税が課せられ、税金が増えてしまいます。
そのため、チャットレディの所得と所得税額は確定申告でしっかり確定し、納税しましょう。
なお、チャットレディの所得に対する確定申告は、状況によって異なります。
収入がチャットレディだけであれば、年間所得が基礎控除枠の48万円以内なら確定申告は基本的に不要です。
しかし、チャットレディの仕事を副業でやっていたり、パート・アルバイトを掛け持ちしていたりする場合は、チャトレの所得が20万円以内であれば申告は不要です。
住民税は国税の所得税と取り扱いが異なりますが、確定申告をすることで自治体に申告されます。
ただし、確定申告が不要なケースでも自治体が定める金額の収入がある場合は、自治体に住民税の申告と納税が必要となるので注意しましょう。

チャットレディの所得税率はどれくらいになる？

チャットレディは短期間で高収入を狙えるので、自分の所得ではどれだけの所得税がかかるのか気になる方は多いでしょう。
所得税は、「必要経費を差し引いた所得金額×税率×控除額」で計算できます。
計算するためには、所得金額に応じて税率と控除額を把握しなければなりません。
所得税を計算したい時は、国税庁が公表する「所得税の速算表（平成27年以降）」を参考にしてみましょう。
所得金額に応じた税率、控除額は以下のとおりです。

例えば、年間所得が300万円であれば、税率は5％となります。
「300万円×0.05」で、年間の所得税は15万円と算出できます。
なお、2037年度まで各年分の確定申告で、所得税とは別に復興特別所得税（原則、その年の基準所得額の2.1%）も一緒に納税する必要があるので注意してください。

チャットレディの確定申告の手順

チャットレディの所得税は報酬から天引きされないため、確定申告をして納税しなければなりません。
ここで、確定申告の手順をご紹介します。

1月から12月までの収入を確認する

まずは、1年間のチャットレディの収入を把握する必要があります。
銀行振込の場合は通帳の記帳内容、現金払いの場合は明細書から1年間にどれだけ稼いだかチェックしてください。
報酬の受け取り方法に銀行振込を指定できる場合は、チャットレディの収入用に銀行口座を作って指定しておくと、収入の管理がやりやすくなります。

経費を計算する

チャットレディの所得を求めるために、経費の把握も必要です。
必要経費は多いほど所得が少なくなるので、所得税の負担を軽減できます。
チャットレディの経費に計上できる支出には、以下の例が挙げられます。

衣装や化粧品はプライベートでも兼用する場合は、一部を経費にできます。
また、在宅の場合は家賃や電気代、光熱費も経費にできる場合があります。
ただし、プライベートの支出も含まれるので、全額ではなく、一部の支出を経費とすることが可能です。
例えば、家賃であれば、仕事用スペースの面積をベースに経費にできる家賃を算出する必要があります。
チャットレディの支出はプライベートな要素も含むため、所轄の税務署によっては経費とみなされない可能性もあります。
正確な所得を求めるためにも、どこまで経費にできるのか税務署に問い合わせておくと安心です。

確定申告書を作って提出・納税

チャットレディの収入や所得を把握できたら、確定申告書を作成して所轄の税務署に提出します。
確定申告書は、国税庁のHPから作成可能です。
チャットレディを副業でやっていて所得が少額であれば、雑所得として申告できます。
本業でやっていたり、所得額が大きかったりする場合は、事業所得として申告することが可能です。
事業所得とする場合は、帳簿付けが必要となり、白色申告や青色申告のいずれかで申告してください。
確定申告の期間と所得税の納税期間は、毎年2月16日から3月15日までとなっているので、締切日を過ぎないように注意してください。

チャットレディ代理店で税金対策の相談が可能

ガッツリと稼げるチャットレディは、確定申告や所得税など税金の納税が必要になる可能性があります。
しかし、確定申告や税金は複雑な部分が多く、いまいち理解できない人も少なくないでしょう。
チャットレディのサポートを手掛ける代理店のアリスでは、税理士による確定申告や税金対策のアドバイスを受けられます。
確定申告や納税を正しく行いながらチャットレディで稼ぎたい人は、代理店アリスにぜひ登録してみてください。

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