チャットレディは確定申告しなければならないって本当？帳簿の必要性を解説！わからないことは税理士に相談しよう

チャットレディとして働くなら帳簿をつけよう！

チャットレディとして働く場合、多くは個人事業主となるため、基準よりも収入を得たら確定申告が必要になります。
しかし、確定申告するにしてもどのように帳簿を付ければ良いのか、悩んでいる方も少なくないでしょう。
そこで今回の記事では、チャットレディの帳簿問題について詳しく解説します。
経費として計上できる項目や確定申告についてもまとめているので、ぜひ参考にしてください。

帳簿って何をすれば良いの？

基本的にチャットレディはチャットレディ代理店に所属しているのではなく、「業務請負契約」という雇用契約を結び、個人事業主として働くことになります。
そのため、収入を得たら自分で確定申告を行わなくてはいけません。
そこで、まずは確定申告をする際に必要となる帳簿について、知っておきましょう。

帳簿はお金の流れを記録するもの

帳簿とは1年間のお金の流れを記録するものです。
子どもの頃お小遣い帳を記入したり、家計管理のため家計簿を付けたりした経験のある方もいるでしょう。
帳簿はまさに事業用の家計簿であり、どこからいくらお金が入ってきたのか、経費にどのくらい使ったのか、そして手元にはどの程度残っているのか記録するための金額を一覧にして書いておくものです。
帳簿は確定申告をする際の必要書類には含まれていません。
しかし、法律によって「個人事業主は事業の収支を記録した帳簿を作成すること、そして領収書とともに5年間保管しなければならない」と定められています。

帳簿をつけるメリット

帳簿は手間がかかると思われるかもしれませんが、つけることで様々なメリットがあります。

日頃からきちんと帳簿を付けていれば、確定申告時に必要な数字や情報もすぐにわかるため、申請が楽になります。
また、今月はいくら報酬を受け取って、いくら経費として使ったのかも明確なため、自己管理しやすくなるのもメリットとして挙げられます。

青色申告と白色申告の違い

上で白色申告について触れましたが、確定申告には白色申告と青色申告の2通りの方法があります。
白色申告での帳簿は「いつ・いくらで・何を買ったのか」がわかる内容が記載されていれば問題ありません。
一方、青色申告は税務署に開業届と青色申告承認書の提出が必要なうえ、帳簿の記載方法も複式でなければならないため手間がかかります。
しかし、その分節税効果も高いため、チャットレディとしての収入が多いのであれば青色申告がおすすめです。

チャットレディが経費として計上できる項目と注意点

帳簿を付けるうえで気になるのが、いったい何を経費として計上できるのかという点ではないでしょうか。
ここでは、チャットレディが経費として計上できる項目や注意点について紹介します。

チャットレディは何が経費になる？

経費とは、お仕事をする際に必要なコストのことです。
チャットレディとして働くために買ったものやかかった費用は、経費として計上できます。
ちなみに、チャットレディが経費として計上できる項目は以下のとおりです。

チャットレディは、主に上記の項目であれば、経費として計上することが可能です。

経費計上する際の注意点

チャットレディをするために購入したものであれば、衣類や化粧品代なども経費として計上することが可能です。
ただし、経費はあくまでも仕事をするのに必要だったものに限られます。
そのため、エステや美容整形にかかった費用はもちろん、学費や医療費などプライベートな出費は経費として認められないため注意が必要です。
また、経費として計上するには、領収書が必要です。
万が一領収書を紛失してしまった場合に備え、クレジットカードの明細も保存しておくと安心です。
ちなみに、個人事業主の場合は計上できる経費に上限はないため、仕事に必要であることを証明し、納得を得られれば問題ありません。
しかし、基本的にチャットレディはスマホやパソコンがあり、ネット環境が整っていればできるため経費率は低い傾向にあります。
収入の半分以上を経費として計上していると、税務署から怪しまれる可能性もあるので注意が必要です。

確定申告の流れとポイントを解説！

帳簿の必要性や経費計上できる項目がわかったところで、確定申告の流れやポイントを紹介します。

確定申告の流れ

まずは、チャットレディとして得た収入を確認しましょう。
確定申告では、1月1日～12月31日までに入った収入が対象です。
1年間で得た収入がわかったら、次は掛かった経費を計算します。
先ほど紹介した内容を参考に、チャットレディとしてお仕事をするためにかかった費用を洗い出してください。
証明できる領収書などがない場合は経費に計上できないため、必ず保管しておきましょう。
支出についてもまとめたら申告書を作成します。
確定申告書は国税庁のWEBページからも作成できます。
書類が完成したら、期限内に提出すれば完了です。

確定申告する際のポイント

チャットレディの収入を申告する場合、雑所得と事業所得の2通りの方法があります。
基本的に副業の方は雑所得、専業の方は事業所得と覚えておくと良いでしょう。
副業であっても本業以上に売り上げがある場合は、節税効果が高い青色申告がおすすめです。
青色申告するには事前に税務署へ開業届と青色申告承認申請書を提出する必要がありますが、以下のメリットがあり税金の額を抑えることも可能です。

確定申告する際の注意点を紹介！

確定申告をする際に気をつけておきたい注意点を紹介します。
もしも収入を得ているにも関わらず確定申告をしないとペナルティもあるので、忘れずに行っておきましょう。

ペナルティが課せられることも！

チャットレディとして申告が必要な基準以上の収入を得ているにも関わらず確定申告をしなかった場合、税務署から調査票が送られてくることがあります。
対応せずに無視していると、税務署が調べた収入から計算した所得税を課される可能性があります。
なぜ税務署は収入があったことがわかるのかというと、事務所の帳簿から確認しているからです。
確定申告が必要にも関わらず怠った場合、無申告加算税のほか、期限内に所得税を支払わなかったことによる延滞税などのペナルティが課されます。
さらに悪質だと判断されれば、重加算税という通常よりも重い加算税が課されることもあるため注意が必要です。

確定申告は必要なくても住民税の申告が必要なケースもある！

チャットレディとしての収入が基準額以下の場合、確定申告は不要です。
しかし、確定申告は不要であっても住民税の申告は必要なケースもあるので注意が必要です。
なぜなら、住民税の控除額は所得税より低いことがあるためです。
住民税は地方税のため、国税である所得税とは控除額が異なります。
住民税の申告が必要かわからない場合は確定申告をしておきましょう。
確定申告を済ませておけば、あらためて住民税を申告する必要はありません。

会社バレしたくない場合は普通徴収を選択

普段は会社員として働き、副業でチャットレディをする場合、住民税の納付方法によっては会社に副業していることがバレる恐れがあります。
副業していることを知られたくないのであれば、確定申告時に住民税の納付方法で普通徴収を選択しましょう。
通常、会社員の場合会社が給与から差し引いて支払う特別徴収であることがほとんどです。
特別徴収では住民税の額だけでなく、前年度の収入もわかるため、会社に副業していることがバレるリスクが高いです。
しかし、普通徴収であれば自分で住民税を納付するため、会社バレする可能性を下げられます。
もし会社に副業していることがバレたとしても、チャットレディとして働いていることまではわかりません。
もしも、不安を感じる時は、税理士などプロに相談し、アドバイスを受けることをおすすめします。

チャットレディでも確定申告が必要？基本的な流れから必要な準備まで

顧問税理士のいるチャットレディ代理店アリスがおすすめ

今回は、チャットレディの帳簿について、確定申告の流れや経費として計上できる項目、注意点などを解説しました。
個人事業主としてチャットレディをするならば、仕事でかかった費用を経費で計上し、確定申告を行いましょう。
きちんと対策することで、節税効果が期待できます。
確定申告の手続きや税金対策は非常に複雑で、素人には難しい部分も多いです。
自分でするのに不安を感じる方は、税理士など専門の方のサポートを受けられるチャットレディ代理店を選ぶのがおすすめです。
チャットレディ代理店アリスなら、弁護士と顧問契約を結んでいるので、難しい税金関係や確定申告についていつでも相談できる環境が整っています。
さらに、しっかり稼げるノウハウも教えてくれるので初心者でも安心して働くことができるでしょう。