学生のチャットレディは勤労学生控除を活用できる?確定申告の方法や扶養についても解説
学生のチャットレディは「勤労学生控除」を利用できる!
チャットレディの仕事は原則高校生を除き18歳以上から開始できるお仕事です。
高校生はできないものの、大学生や専門学生であれば問題なく仕事に取り組めます。
学生がチャットレディの仕事を始める前に、勤労学生控除の概要や確定申告のやり方、扶養に関することなどを知っておくと良いでしょう。
今回、この記事では、勤労学生控除について詳しい内容や情報を解説していくため、学生でこれからチャットレディを始めたい方はぜひチェックしてみてください。
目次
勤労学生控除とは?
そもそも勤労学生控除とはどういったものなのか、わからない方も多いでしょう。
ここでは勤労学生控除の概要や条件についてご紹介します。
勤労学生控除の特徴
勤労学生控除とは、学生でありながらアルバイトなどをして働いている学生を対象に、所得税の非課税枠を拡大するための制度です。
所得税の非課税枠は通常103万円までとなり、103万円を超えた分の所得から税金が課税されることになります。
勤労学生控除を活用すると、年収130万円以下までなら所得税がかかりません。
所得税がかからないということは、その分手取りが増えることになります。
勤労学生控除を受けるための条件
勤労学生控除は誰でも受けられるわけではありません。
以下の条件を満たす人が勤労学生控除を受けられるようになります。
給与所得は、働いたことで得た給与から所得控除などの非課税対象分を引いたものを指します。
例えば毎週土日など定期的に働いて得た所得だけでなく、短期間のアルバイトやチャットレディで得た収入も勤労による所得に含まれます。
ただし、保護者からの仕送りなどは勤労ではなく贈与に該当するため、勤労学生控除の対象には含まれません。
合計所得金額は、1年間で得た収入から所得控除などを差し引いた金額を指します。
勤労学生控除の場合、年収130万円だと給与所得控除額が55万円になるため、合計所得金額は75万円になります。
つまり、年間130万円以下の収入であることが勤労学生控除の対象条件になります。
また、勤労以外の所得がある場合は10万円以下が対象です。
勤労以外の所得とは、株式の売買や配当によって得た収入やアンケートモニター、データ入力、宅配サービス、YouTubeの再生回数などの報酬収入が該当します。
特定の学校は、高校や大学、高等専門学校はもちろん、専修学校や職業訓練を受けている人も該当します。
自分が通っている学校が控除の対象かどうかわからない場合は、学校の窓口に問い合わせてみると良いでしょう。
学生控除における注意点
勤労学生控除を受けることで所得税の非課税枠が増え、節税することが可能です。
ただし、注意しなくてはならないポイントもあります。
学生は親の扶養に入っているケースが多いですが、勤労学生控除を利用して年収103万円を超えてしまうと、税制上の扶養家族から外れてしまい、扶養していた親の所得税と住民税が増えてしまいます。
自分自身の所得税で非課税枠が増えたとしても、世帯全体で見た時に負担が増えてしまう恐れがあるのです。
そのため、勤労学生控除を受ける際は必ず世帯全体で負担が軽減するかどうかを確認する必要があるでしょう。
年収が130万円を超えた場合、そもそも勤労学生控除が受けられなくなってしまいます。
さらに親などの会社で社会保険に加入していた人は、扶養から外れて自分自身で国民健康保険などに加入する必要が出てきます。
社会保険料の負担があることも念頭に置きつつ、勤労学生控除を受けるかどうか検討してみてください。
学生チャットレディに確定申告が必要となるケース
アルバイトやパートなどで働いていると会社で年末調整が行われますが、チャットレディとして働く場合は自身で確定申告を行い、所得税を納めるための手続きをしなくてはなりません。
学生のチャットレディでも確定申告が必要になってくる場合もあります。
ここで、確定申告が必要となるのはどのようなケースになるのか、解説していきましょう。
確定申告が必要なケース
確定申告が必要なケースは以下のとおりです。
・不動産や株式で所得がある
・競馬の払戻金や生命保険の一時金などの一時所得がある
この中で学生チャットレディに当てはまるのは、48万円以上の所得があるケースです。
年間所得(稼いだ金額-必要経費)が48万円以上ある場合は確定申告が必要です。
ただし、他のアルバイトとチャットレディの仕事を掛け持ちしている場合、48万円以上ではなく20万円以上で確定申告が必要になります。
20万円まで下がってしまったのは、アルバイト先で年末調整が実施された際に、給与から基礎控除額が引かれているためです。
確定申告を行わないとどうなる?
確定申告では様々な書類を準備する必要もあるため、面倒に感じてしまう人もいるでしょう。
確定申告を行わなかった場合、勤労学生控除を受けられないことはもちろん、所得税を申告せず必要な分を納めていないとして脱税と判断されてしまう可能性があります。
無申告だと発覚した場合、本来支払わなくてはならない所得税に無申告課税率がプラスされます。
税額に応じて15%、もしくは20%の税率がかかってくるでしょう。
そうなればより税金の負担が大きくなってしまうので、せっかくのメリットがなくなってしまいます、確定申告が必要なケースに該当する場合は必ず申告するようにしてください。
勤労学生控除を受けるための確定申告のやり方
勤労学生控除を受けるためには、確定申告を行う必要があります。
確定申告で記入すべき項目は以下のとおりです。
【第一表】
・給与
・所得金額等の合計
・勤労学生、障害者控除
・基礎控除
・所得から差し引かれる金額の合計
・本人に関する事項
給与には年収から給与所得控除を差し引いた分の金額を記入し、所得金額等の合計にすべての収入を記入していきます。
次に所得から差し引かれる金額として、勤労学生の項目に27万円、基礎控除の項目に48万円を記入します。
さらに、所得から差し引かれる金額の合計に75万円を記載します。
第二表の「本人に関する事項」にも勤労学生に当てはまる場合は○をつけ、なおかつ専門学校などで添付書類が必要になる場合は□にチェックを入れましょう。
確定申告を提出する際には、在学証明書の添付も必要となります。
学校で在学証明書を発行することは可能なので、確定申告を作成する際には忘れずに発行するようにしましょう。
ただし、そもそもアルバイトやチャットレディで働くことが禁止されている学校だと、在学証明書を発行できない可能性もあるので注意が必要です。
確定申告はいつまでに提出すればいい?
確定申告は提出期間が決まっています。
基本的には毎年2月16日~3月15日までで、申告が完了してから所得税を納付することになります。
確定申告の提出方法は、税務署の窓口に直接持ち込むことも可能ですが、郵送やe-Tax(電子申告・納税システム)を利用しても問題ありません。
学生チャットレディとして働くなら「チャットレディアリス」に登録しよう!
今回は、勤労学生控除の概要や確定申告のやり方、扶養に関することなどをご紹介してきました。
チャットレディの仕事は18歳以上から始められるため、大学生や専門学生なら働けます。
飲食店などでアルバイトをするのとは異なり、隙間時間を見つけてコツコツと働いていくことで、短期間でも高収入を目指すことは可能です。
学業と仕事を両立したい方には特におすすめの仕事と言えるでしょう。
ただし、1人で始めるとなるとPCなどの準備が必要になり、数十万円以上の初期費用が必要になってきます。
この初期費用を防ぎたい方には、チャットレディの代理店や事務所に登録するのがおすすめです。
全国各地に拠点を持つ「チャットレディアリス」では、好きな時にシフト自由で入れて、なおかつノルマも一切発生しないチャットレディ代理店です。
在宅と通勤の2種類の働き方が選べますが、最初から整った環境で仕事がしたいなら、通勤チャットレディを選びましょう。
チャットレディアリスが用意するチャットルームは全室完全個室になっており、仕事にも集中しやすい環境が広がっています。
また、シャワーやトイレ、冷暖房などが完備されているのはもちろん、宿泊・住み込みで働くことも可能です。
未経験でも安心して働けるよう、マニュアルが用意されていたり、経験者からアドバイスをもらったり相談することもできます。税に関する相談も担当の税理士がいるため相談することも可能です。
ぜひ学生チャットレディとして働きたい場合は、チャットレディアリスに応募してみましょう。